山田ニュース６３号
市議会一般質問①
給食費無償化で子育て支援！
給食費の無償化は保護者だけではなく、子どもたちからも高い関心が寄せられて驚きます。いまの社会で、保護者が大変な思いで給食費を用意してくれている姿を目の当たりにしている子どもたち。少子化の一因となる子どもたちを取り巻く教育費の高さは、国全体として大きな問題となっています。どの子もご家庭の経済状況に関係なく、学びたい・進みたいみちを選べる教育環境を整えることが必要です。
全額ではなくても、条件付きで段階的に給食費の無償化を進める自治体もあります。西東京市や府中市議会では、無償化に向けた取組みの声をあげ始めています。国都への要望をあげながら、市も一歩ずつ前進させるよう求めました。
東村山市で無償化するには…
①全員無償：約６億円
②第２子以降無償：約２億9,000万円
③第２子半額第３子以降無償：約１億7,300万円
※議会最終日、日本共産党が提案した国へ求める「学校給食の無償化を求める意見書」が、全会一致で可決されました！
市議会一般質問②
まちの中にベンチとトイレを
多くの方から、市内のベンチの少なさが指摘されます。健康維持のためにも、散歩やコミュニティに参加する際にも、ひと休みできるベンチは、欠かせません。ある方は、帰宅後は玄関前のベンチでひと休みしてから家に入ると言います。「年を取るまで、こんなに大変だと思わなかった…」と。
まちづくりの視点からも福祉の視点からも、ベンチの必要性を認めるものの、「担当部署がない」との冷たい答弁です。横の連携強化が必要です。
また、高齢でトイレが近くなり、まちなかにトイレが無く、外出を諦める声も届きます。健康寿命の延伸に取り組む市だからこそ、力を入れて取り組むよう求めました。
いま困っている方の声に寄り添うことは、必ず私たちの安心につながります。安心して出かけられる優しいまちにしたいですね。
市議会一般質問③
利用しやすい新秋津駅ロータリーに
新秋津駅のロータリー改修が行われました。車道や歩道の補修が行われ、喜びの声がある一方で、「これで完成なの？」という驚きの声が数多く届きます。また、残念なことに、せっかく行われた改修工事の周知が不十分であったため、多くの市民からの不安や行政への不信の広がりを実感します。
「緑が無くなった」「ベンチが無くなった」「中州部分の横断歩道が無くなり、大回りをせざるをえなくなった」「送迎時の車の停車場が少ない」「雨天時は送迎車で渋滞が起こる」などなど。市民や利用者の声にしっかりと向き合い、改善につなげるよう求めました。
問１）みどりや花を中州部分に植えてほしい。
答）今後、検討していく。
問２）中州部分のタクシー・グリーンバススペースが、ほぼ使われていない。送 迎車の停車の改善の余地は無いか？
答）明確な回答はなし。
問３）側溝のつまりが原因か、雨のたびに大きな水たまりができ、店舗への浸水もあり、改善を長年要望されていると聞くが、その対応は？
答）把握していなかった。今後聞き取りへ。
問４）ロータリー周辺の全店舗から、喫煙所設置の承諾を得られているのか？
答）承諾を得ることが必須だとは考えていないが、順次説明をしていく。
市民の願いに応える市議会に ～陳情審査より
今議会で提出された陳情を２つご紹介します。
①「国に『健康保険証廃止でマイナンバーカード強要を中止させることを求める意見書』を求める陳情」
いま、誤登録や別人の情報が紐づけされるなど問題続出のマイナンバーカード。カードは任意の申請ですが、保険証との一体化で事実上の強要となることに不安が広がっています。
陳情の採決では、１２対１２で賛否が同数となり、議長（自民党）決裁へ。その結果、反対１３となり、不採択となってしまいました。
②「東村山の中学校に温かい全員給食を求める陳情」
「温かい＝自校方式であれば賛同できない」との意見があり、後日陳情者の意向を聞くために継続審議へ。お昼忘れや持参できずに食べられない子がいる現状。提供方法を議論する前に「やるかやらないか」ではないでしょうか。子どもの実態から目を背けることはできません。
“涼みどころ”のご利用を
今年もすでに暑い日が続き、より体調面の管理が重要となります。室内での熱中症等の危険もある中、無理なさらずにお過ごしください。
市は7月1日から９月３０日まで、公共施設などで「涼みどころ」を設置しました。散歩やお買い物の道すがら、暑さで危険を感じた時など、ひと休みすることができます。ぜひご利用ください。目印は「涼みどころ」ポスターです。
▶次の施設がご利用できます
◆市役所本庁舎◆いきいきプラザ◆中央公民館◆富士見図書館◆憩の家(久米川・富士見・萩山・廻田)◆市民スポーツセンター◆文化センター(秋津・萩山・富士見・廻田)◆社会福祉センター◆ふるさと歴史館◆サンパルネ(市民交流スペース)◆地域福祉センター◆八国山たいけんの里