日本共産党東村山市議会議員
山田 たか子

山田ニュース68号

学校統廃合を考える ①
統廃合は仕方がない?
市民団体の皆さんの宣伝が広がり、市内各地で学校統廃合の話題が出ています。
その中で、「保護者の中では、富士見小と南台小が統合することは覚悟している」とのご意見がありました。市の将来予測では子どもも減るし、仕方がないことなのでしょうか。でも、「現状、気持ちが高ぶった時にクールダウンできる部屋が足りないことは課題なんです」ともおっしゃっていました。

コロナ禍でわかった 少人数の良さ
1学級35~40人。高学年になると、教室はいっぱいです。コロナ禍の分散登校では、非常時でも子ども達が落ち着いていました。先生方も、「一人ひとりに目が届く」と。
今、窮屈な学びに子どもも保護者も先生も苦しんでいます。クールダウンの部屋も必要ですし、落ち着いて学ぶために少人数学級を実現できる教室数も必要です。学校を減らしたら、遠のいてしまうのではないでしょうか。


教員不足の要因は 長時間過密労働
あまりにも学校の実態とかけ離れた文科省の見解
多くの方が「教員不足」「教員のなり手不足」の問題を耳にされているのではないでしょうか。
 2022年に文科省が公表した調査では、
①見込み数以上の必要教師数の増加
②臨時的任用職員のなり手不足
が、教師不足の要因であるとしています。

一方、全日本教職員組合は、
①教職員定数の抜本的改善
②少人数学級の推進
③競争主義的な教育政策の見直し
④給特法の改正
⑤労働安全衛生体制の確立
⑥部活動の見直し
⑦教職員の声を施策に反映させるしくみづくり
を求めています。教員不足解決のカギは、ここにあるのではないでしょうか。


市内でも小規模事業者・フリーランスの存続危機!インボイス制度は廃止に
インボイス制度の実態は“増税”です
10月1日の制度導入後、「インボイス制度を考えるフリーランスの会」が、アンケート調査を行いました。
▼「消費税の負担増や値引きによって手取りが減る」・・・34.5%
▼「インボイス未登録を理由に取引先から一方的に報酬の値下げを提案された」
・・・16.6%
物価高騰・コロナ禍の仕事減少の中で新たな税負担を強いられ、今後、廃業に追い込まれる事業者の増加が懸念されています。

市内ではどのような影響があるの?
11月11日・12日、4年ぶりに開催された東村山市民産業まつり。福祉作業所を中心に、宮本徹衆院議員と一緒に近況を聞き取りながらまわりました。
「赤字覚悟で出店です…」今年から大幅値上げとなった出店料に困惑する声に始まり、「資材高騰とインボイス導入で売上がままならない状況です」。政府の「不当な値引き要求などはしないように」との呼びかけも空しく、値引きされている実態も届きました。
また、募集しても集まらない職員不足も、複数の事業所が抱える悩みです。弱い所にほどしわ寄せがくる現状があります。


“エアコン設置費用助成”多くの方が使える支援に
9月議会の補正予算で決定した「住民税所得割非課税世帯等へのエアコン新規設置費用助成」の案内が、対象世帯に届けられました。
市は「夏の痛ましい事故を受け、事業を決定した」とのことですが、事故は昨年にも起きています。
日本共産党市議団は、超党派で2022年と2023年に、低所得者世帯へエアコンの設置調査、補助をすすめるよう提案してきました。今回の助成は“来年の夏に向けた対応”とのことですが、やる気があれば、1年前にも対応ができたはずです。

「暑さに耐えられず、故障したエアコンを6月に借金をして買い替えたのに、今更⁉」との声も届きました。当然の声です。助成要件が厳しく不十分であることが、実態からもわかります。一層の拡充を求めていきます。
ご一緒に声を届け、市民の声に向き合う市政へと動かしていきましょう。
申し込み期間
2023年11月1日~12月15日
※設置は1月までの短期間となっており、遡っての申請・助成もできません。故障も対象となる場合があります。お気軽にお問い合わせください。









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