日本共産党東村山市議会議員
山田 たか子

山田ニュース62号

臨時議会報告①
新たな議会体制が決まりました
 5月23日、臨時議会が開催され、議長や担当委員会などが決定しました。
議長:小町あきお議員(自民)
副議長:渡辺英子議員(公明)

▼総勢25人の議員構成▼
自民党6人 公明党6人 共産党4人 立憲民主党2人
草の根市民クラブ2人 会派に属さない議員5人

私は、初めての生活文教委員に挑戦です。新たな学びに励み、みなさんの声を届けながら務めていきます。
その他、野火止用水保全対策協議会委員、緑化審議会委員も務めます。みどり・地球環境保全の問題に積極的に取り組んでいきます。


臨時議会報告
②
給付金にはセットでシステム改修費⁉
2人目の副市長選任も市長の権限で
 政府が決めた“ひとり親世帯”“低所得子育て世帯”のお子さん一人につき5万円の給付金事業。「5月30日までに支給」と急ぐため、専決処分(議会への事後報告)の報告がありました。
 これまでの給付金をあらためて確認すると、必ず「システム改修費」がセットで計上されています。今回も改修費に595万円。「毎回、給付の基準日が異なり、対象者が異なるため、システム改修が毎回必要」との答弁ですが、本当に必要なのでしょうか。全額国の予算とはいえ、私たちの税金です。無駄なお金を使う余裕はありません。給付は助かりますが、受給対象者と非対象者の選別により対立を生みかねない事業より、消費税の減税が最も効果的です。
 3月末で、松谷副市長が東京都へ戻られました。市長は、その代わりの方を東京都に派遣要請し、「女性副市長が女性職員のモデルとなり、女性の活躍推進につながる」と。共産党は、「男性の意識の変革の重要性」と、副市長一人の人件費約1,600万円を「市民対応の職員の増員と、専門性を高めて市の資質向上につなげるべき」と、反対しました。


東村山菖蒲まつりが開催
 北山公園菖蒲苑にて、6月3日(土)~18日(日) 午前10時から午後4時まで開催されます。10日と11日はライトアップで午後9時まで。
 市内外からの来場者であふれるおまつり。
今年はどんな菖蒲の姿が待っているのでしょうか。楽しみですね。
みなさんもお誘いあわせの上、どうぞお気を付けてお出かけください。


2024年度以降に使用する教科書採択のための見本本を展示
 6月3日(土)~29日(木)市内の各図書館に見本本が展示されます。
「教科書の採択」とは、学校で使用する教科書を決定することです。その権限は、公立学校の場合、設置する市町村教育委員会にあります。“愛国心”が強まり、歴史に政治介入の影響が懸念される今日、よりよい教科書を手渡すために教科書選定が重要です。
 他にも今回の新教科書の特徴として――
★「学び方」の指示が強まり、授業の進め方までもがパターン化
★一人1台のタブレット配布でQRコードが、より一層増加
などの問題点も指摘されています。授業時間・教科書の総ページ数が増える中、すべての子どもに「ひとしく教育を受ける権利」を保障するためのとりくみが欠かせません。
 子ども達の学び・遊び・休息の保障を。
 後日、採択される際の教育委員会の傍聴にもぜひ足をお運びください。


憩いの家裁判 一部勝訴!
 約4年に渡り行われてきた、“東村山市憩の家運営に対する違法な公金支出の返還を求める裁判“の判決が確定しました。

▼裁判までの概要▼
★2018年3月議会で憩の家の業務委託料の毎年大幅増額を指摘⇒バスの運行日誌等が無いことが判明!
★その後、複数の業務が行われていないと報告あり。
★市は「まとめて契約しており、損害額は算定できない」とし、事業者へ請求せず。
★はっきりさせようと、議会で100条委員会(調査のための特別委員会。虚偽の陳述や、資料提出拒否には罰則も定められている)の設置を求めるが、否決。
★これ以上、議会で追及できないと判断し、住民監査請求を申し立てる。その間に、事業者から市に6年間の不履行分68万8,300円が支払われる。⇒住民監査請求は棄却

▼そして裁判へ(判決要旨)▼
①約束した仕事をしていなかった事業者に、16万2,000円(+利息)の支払いを命じる
②予算増額の説明不足や完了検査の形骸化、予算決定時の検討不足などの指摘はしたものの、談合や談合類似行為は認められず
③市長の故意・過失は認められず、市長の責任は問われず

行政裁判で、一部でも不公正な事業者との関係を認めさせたことは、住民にとって大きな成果です!








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