日本共産党東村山市議会議員
山田 たか子

山田ニュース64号

どうする?地域の学校のこれから
これまで「図書館や公民館等の公共施設と学校の複合化」提案がありましたが、選挙後には「学校の統廃合」も含めた学校施設の削減が、民間事業者の調査報告のもとで提案されました。
現在、小中学校全22校を全14校へ削減する提案です。
(  が削減予定後の14校です)
着手期間(目安)建替え校(移転集約)リニューアル校
2024年~2030年萩山
1中(南台・富士見)
化成
2031年~2040年青葉(久米川東)、
2中(秋津)
3中(東萩山)、
4中(回田)、
5中(野火止)
回田、青葉、八坂、
久米川、大岱、
3中、5中
2041年~2050年化成(北山)、
八坂久米川
北山、秋津東、
6中、7中
2001年~2060年大岱秋津東
6中
(6月17日開催「新しい学校はどうなる?」シンポジウム スライド資料より)
子ども達の学校が遠くなり、複合化された遠い公共施設は、ご高齢の方や障がいのある方にとっても不便になるのではないでしょうか。災害時には避難所となり、市民にとって大きな役割を果たす学校。建て替えは、「子育てするなら東村山」の実現のためにも、少人数学級できめ細やかな対応を実現するチャンスです。国の方針に従い、効率化ばかりを優先する市政を皆さんはどう思われますか?

順調ではなかった?高架事業完成は4年先に
待ち望まれる西武線の高架化事業。6月議会の閉会直後、工期延長と事業費増額の案内が議員に配布されました。閉会中のまちづくり環境委員会では、共産党の要望を受け報告。高架化完成が2024年予定⇒2028年に。鉄道沿いの道路は2030年に。事業費は資材高騰や労務費上昇で、210億円増の935億円。市の負担も30億円程増加予定。詳細はまだ不明で、9月号以降の市報で報告予定とのことです。

森林環境税と森林環境譲与税のはなし
 《東村山の2021年度時点の森林環境基金残高は約2,900万円》
★目的はなに?
森林環境譲与税は、市区町村の間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の「森林の整備の促進に関する費用に充てること」とされています。
★開始時期と負担額は?
2024年度からは、森林環境税が一人年額1,000円課税され、市が徴収します。
★新たな負担とならないからって…
2014年度から、東日本大震災の復興を目指して創設された復興特別税が一人年額1,000円加算されており、2023年度で終了します。これでは、単なる看板の掛け替えのようですね。
★配分された譲与税は基金に積立て中
徴収スタートはこれからですが、市町村の森林整備の財源として、2019年度から「森林環境譲与税」は、すでに前倒しで市町村と都道府県に配分されています。(後の税収から清算予定)
★日本共産党の考え方
森林は、環境保全・水資源の涵養(かんよう:少しずつ養い育てること)・生物多様性など公益的な機能をもち、私たちの暮らしに不可欠な役割を果たしています。脱炭素社会の実現にも欠かせない資源であり、森林保全は喫緊の課題です。しかし、森林環境税の仕組みは、暮らしにひっ迫する市民へ課税する一方で、大企業への負担はゼロ。地球温暖化対策は、市民個人への押し付けではなく、温室効果ガスを大量に排出する原因者にこそ、
第一義的な負担を求めます。
    
平和へのねがい
♪八月の青空に いまもこだまするのは
若き詩人の叫び 遠き被爆者の声…
『♬ヒロシマの有る国で』より
私は、平和が当たり前の中で育ちました。それは、命をかけて平和を守り、築いてくれた方々がいたからです。今度は私自身が、次世代につなぐ一人になりたいと考えています。
 先日、1945年7月6日の甲府空襲で、命からがら逃げ伸びた方のお話を伺いました。
「当時は17歳。30㎝ズレていたら自身に命中していた機関銃の弾。田んぼで泥布団をかぶり隠れて生き延びたけれど、その後に見た光景は…見渡す限りの焼け野原と、大けがをして助けを求める人々、沢山の死体だった。」
そう話す澄んだ瞳の奥には、今もその光景がよみがえるようでした。二度と戦争をしてはならない!戦争体験者のお話から、二度と戦前にしないための想いがますます強くなります。

シールアンケートで弾む!高校生との対話
市議団で街角に立ち、高校生と対話。ボードを見せながら「どんなことに関心がありますか?」と、シールを貼ってもらいました。
校則・学費が多く、物価高騰・ジェンダー平等と続きます。「化粧はダメ」に始まり、スカート丈や「シャツのボタンを開けない」などチェックが厳しく、「不満がある」と。「『何でダメなんですか?』と先生に聞くと、『校則だから』って(笑)」。窮屈な学校生活の訴えが続きます。
他にも「ロシアが脅威だと言って軍事費を増やすより、福祉にお金をかけてほしい」など。若者の声を聞きながら、一緒に政治を動かしていきたいです。
アンケートのボードを見て「あっ!学費の補助申請を忘れた!」と、学校
に戻った生徒さん。間に合って良かったです!





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